「一緒にきた仲間たちは・・・どうするんですか!?それに、俺たちだけで帰っても・・・」


東堂は止まる気配は全くない.

ついには階段付近までたどり着く.そして言葉を吐き捨てた.

「もう死んでるかもな」


カンカンと階段の音をたて、ずっしりとした足踏みで階段を下りていった.


「・・・なんだよ」


相原の不満はさらに募る


「おい!上官がああいってんだ!俺達もはやくおりるぞ」


そう言うと、木島は早足で階段の方へと向かう



「・・・ふざけんじゃねーよ」





相原の言葉が風に乗せられて消えていった.