「みんな、いずれこうなるよ」




中箕は頭が真っ白になった.
俺も後藤のように、森田のように、ガイレンピアのようになってしまうのか・・・・・・



嫌だ 嫌だ




『人間』でいたい


普通の人間で・・・いたい.




「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


どこへ進むかもわからないまま、中箕は走り出した.
ここにいることが怖くて、逃げたくて仕方がなかった.
どこかへ走れば、奇跡でも起こるのではいかと信じて.