四階に辿り着いたところで、ついに瀬戸は部屋の玄関扉を開ける決意をする



さっさと部屋に入って、鍵をかけてしまえばこっちのものだ



瀬戸は玄関扉の上部に設置された404号室の番号プレートを確認すると、扉を力いっぱい開き、夏希の右手を引っ張るようにして引き寄せ先に夏希を部屋へと入れる


すぐに後に続いた瀬戸は急いで扉を締め、鍵と備え付けのチェーンの鍵もかけた





これで、安心だ

すぐに後藤の階段を駆け上がる音がしたが、もう危険性のない自分たちに少しの安堵感を得た