そんな列車に引き寄せられるかのようにロイは車体を目の前にする.



異様な存在感を放つそれはロイの体を強く脈打ちたたせる.





少し、身震いがする.


それと危険な香り.




「これに乗れば・・・」


これに乗れば自分はどうなるのだろうか.