列車が並ぶ車庫には一際雰囲気を醸し出すある一台の列車があった. 一両のみで編成され、車体は赤く彩られている. 一概に赤いといっても、それは血のような赤さでもなければ鮪の刺身のような鮮やかな赤さでもない. なんだか不思議に独特の雰囲気を纏う『赤』 新しい色である.