なかなか人に出会えない.


言いようのない孤独感.


さらに襲いかかる明けない夜が続く人工島.




相原俊樹の表情は、その全てを拒否するかの如く疲れ切っていた.





重い体をゆっくりと運び、白く煙のたつ信号柱を目指してここまでやってきた.







「・・・・・・なんだよ・・・これ?」






辿り着いた浜辺には打ち上げられた飛行機.
不思議なことに、人気が全くしなかった.