「俺の前世がこーゆうの得意だったらしくてな、体が覚えているんだ」 へぇ、前世が。 …前世? 『どういうこと…ですか?』 「そのまんまだが?俺らは前世の記憶を持つ生まれ変わり」 なんだか、すごくファンタジー!! しかも、俺らって… 「着付け終わったかぁ?」 …歩夢ちゃん、も? 「ごっつ似合ってる!!可愛えぇで、桜 」 歩夢ちゃんが褒めてくれてるにも関わらず あたしの思考は他にとんでいた。