しばらく、樹に体を預け目をふせていたが 数人の人間の気配に気づいたあたしは体を小さくし息を潜めた。 歩夢ちゃん仕込みだから、気づかれる心配はない。 しっかりとお顔を拝ませてもらおう。 「まったく、あいつらはもっと愛想よく儂に抱かれておけばよいものの…なんだの態度!儂を誰だと思っておる。芹沢鴨ぞ!」 ビクリと体が拒絶を表す。 一番会いたくなかった人… 芹沢…………鴨。