壬生高校新撰組〜我が名を呼べ〜

『そう…ですか』



沖田「あ、華姫さんは斬りませんよ。金平糖くれましたからね」




そういって、どこに忍ばせていたのやら



金平糖を数粒、あたしに差し出した。




『お菓子あげたら斬らないの?』



沖田「ははっ。そうとりましたか。違いますよ。ただ、あなたは我々を裏切らないと思ったから。ま、直感ですけどね」




沖田さんから金平糖を受け取って、その一粒を口にいれると




今度は、何だか不思議な甘さが口に広がった。