歳夜? 誰だろうと考えようとしたら、体が宙に浮いた。 よくみれば、あたしの視界にあるのは… 歩夢ちゃんの背中。 この格好…荷物担ぎ? 「走るでっ」 『え?あたし、着物なんだけど!?』 「…」 あたしの言葉を無視して、歩夢ちゃんは走り出した。 着物なのに… まぁ、その着物で人投げれちゃうから関係ないって言われちゃえばそうなんだけど。 あとで、整えなきゃなぁ…。