壬生高校新撰組〜我が名を呼べ〜



『じゃ、いってきます!!』



歩夢ちゃんの手をしっかり握って




桜の木の向こうに





一歩一歩





しっかりと歩く。





道は真っ暗で



あたしたちが歩むべき場所しか見えない。







ただ、わかっているのは





歩夢ちゃんの手から伝わる




体温だけ。