『準備はえぇ?』



『うんっ』


山崎「えぇよ」






血桜さんは、あたしたちの返事を確認したら



桜の木に向かって、すっと手をあげた。





『我、自ら呪いを解くべく過去に道を作らん』






血桜さんが呟いた直後




木が真っ二つに裂かれ、その奥に道ができた。