あたしがそう言うのをまるで分かっていたみたいに 待ってましたという顔をして ニヤリと笑う彼女。 ゾクッと背中に悪寒が走るけど あたしは視線を逸らさない。 『桜はん。過去に行って過去の私を納得させてくれへん?』 『過去…?』 過去と言うのは簡単だけど、時間を巻き戻すことは不可能。 ならば、どうする…