「押すなっ!痛いやろ!」 「あ?俺は何もしてねぇだろーが」 …和やかな家からでてきたのは、和やかでは無い二人。 あ、こっちみた。 一人がなんか、ビックリしたような顔してあたしに近づいて来た。 そして何故か、肩を掴まれてる。 …投げていいかな? 『なに…触ってんですかぁ!!』 するりと胸元に入り込み、一本背負いをしようとした でも、技は決まらなかった。 なんでかって? 投げたと思ったら、いつの間にか体勢を立て直していの。