-塁 side- 「凛達遅いな」 売店に行って、すでに20分が経っていた。 「茜が弁当選びに悩んでんだろ」 「あ~茜のやつ、本当に優柔不断だからな」 「本当だよな。この間なんて、30分悩んでたぞ」 「ちょっと、さっきから茜の文句言わないでよね!」 涼が俺と新に突っ込む。 「あ、わりぃ」 「文句じゃないから」 「なんなんだよ!もう!」 涼は茜が好きだったな、確か。 涼が羨ましくみえた。 "ギィィィー" 「ごめ~ん!待った?」 「全然待ってないから大丈夫!」 やっとご飯が食べられる。