<翌朝> 「ン…朝だぁ」 私はおもい身体を起こして、リビングまで降りた。 「おはよ」 「よぉ凛、おはよ」 リビングでは、何気ない顔で塁がご飯を食べていた。 「塁、居たんだね」 「あら凛、自分で起きるなんて珍しいわねぇ。身体は大丈夫なの?」 「うん。もう大丈夫」 「なんなら今日一日休んだらどうだ?」 「大丈夫だよ。授業遅れるの嫌だし」 「そっか」 今日の私達の間には、少し違う空気が流れてた。