-凛 side-
病室に入ると、あっちこっち傷だらけの塁がいた。
涙が止まらなかった。
塁をわたしを見てびっくりしてたけど、すぐ笑ってくれた。
「なんだよ……。俺がせっかくデートセッティングしてやったのに。まぁ台無しにしたのは俺か」
塁に逢えた。
タクシーの中では生きてる心地がしなかった。
茜は私を真っ先に抱きしめてくれた。
塁が無事だってさっき聞いて、腰が抜けそうになったけど涼が背中を押してくれた。
新は笑顔で私に語りかけてた。
行って来いって。
そして壱は言ってくれた。
「塁を信じろ!塁はお前の見方だ!裏切ったりはしない」
あの言葉にも救われた。
そして今、やっと確信が出来た。
わたしやっぱり、塁が好きなんだって。
私は塁を抱きしめた。



