約束-promise memory-




病院に着いた俺たちは、桑島たちと合流した。


「凛!大丈夫?凛!!」


桑島が凛の体を強く抱きしめた。

凛もそれに返すかのように、桑島の体を抱きしめ返した。



「塁、さっき目が覚めたよ」


「え…無事なの?」


「ああ、塁は不死身だからね。凛々、逢いに行ってやりなよ」



宮越が泣きそうな表情で冗談を言い、凛の背中を押す。



凛は小さく頷いた。



みんなありがとう。

凛を大切にしてくれて。

みんなありがとう。

俺と凛を逢わせてくれて。

みんなありがとう。

俺の最愛の人を守ってくれて。



凛の小さな背中が、塁の病室に入っていく。



「柏木君…ごめんなさい」


桑島が俺に頭を下げる。


「いいよ。最初から凛の背中を押すためにデートに誘ったんだから」


「おかしなデートだな。俺からも、ありがとうな柏木」


桐原は俺に笑顔を向けてくれる。


「………俺、柏木のおかげで気持ち伝える大事さ、教わった!!!」


「なんだよそれ」


俺たち4人は笑顔になれた。