次の日俺と凛は、壱から詳しい話を聞くために公園で壱と待ち合わせをした。
「そうか……母さんに聞いたのか」
「ねぇ壱、若菜さんとちゃんと決めたことなの?」
「ああ、今までごめんなさいなんて言われて、別れましょう……って」
壱は、あんなお嬢様だったけど、どこか寂しげで迷いがある顔をしていた。
別れを告げられた事に、正直戸惑っているのもあるのか。
「壱は、それでいいのか?」
そんな質問をしてみる。
「仕方ないよな。俺にはどうする事も出来ないんだし、俺の気持ちは……」
そこまで言って、一瞬凛を見る壱。
やっぱり、色々迷っているんだな、壱。
「いや、何でもない。とにかく!そういう事だ。俺は大丈夫だから、これから高校生活が楽しくなるってもんだよ」
壱の顔は明らかに苦笑い。
そんな顔、してんじゃねーよ。
俺の素直な、気持ち。



