壱 side 「なら、私も行く!」 俺の話を聞いて、凛が言った最初の言葉だった。 絶対、そう言うと思っていた。 「それはダメだ凛」 俺はすぐに反対した。 「どうして!?お願い!」 「凛、危ないよ…やめなって」 「そうだよ凛々!」 「お前を危険な目に遭わせようとしたんだぞ?そんな人を助けに行くのか?」 みんながそれぞれ、凛の言葉に反対していた。 だけど一人だけは違った。 「凛が行くなら、俺もいく」 塁だった。