-凛 side-
二人の帰りが遅いから、皆で自販機に行ってみたけどいなかった。
近場にいるかもって茜が言ったから、手分けして探したら、たまたま聞いてしまった。
二人の会話。
途中からで、よく聞こえなかったけど、若菜さんがどうのこうので、私を連れていくのは…とか何とかで、よくわからない。
そして、壱が塁に「凛を頼む」って言ってどこかへ行こうとした。
このまま行かせたらダメな気がして、私は声をかけた。
「凛、いつから…」
壱と塁は驚いた顔をしている。
「ごめん…ちょっと前から…」
「…いや、あの…この話しはだな」
「けど、私が関係しているんだよね?若菜さん、どうかしたの?壱はどこ行くの?」
私が責めると、二人は黙って違う方向を見ていた。



