近づいてくる雄二。
「なぁ、いいだろ?」
「近寄らないで!!」
「そんな事言うなよ・・・アンタも俺らと共犯だろ?こんなもん俺らに提供してんだからよ」
雄二は、その"物"を眺めて言った。
「そ、それは・・・」
「まさか、「私は関係ない」ってツラすんじゃねーだろ?親父さんにバレたら・・・親父さんの会社どころか・・・アンタも親に相手にされなくなるんじゃねーの?親どころか、世間からも・・・俺らと同じでさ・・・」
私はその時、後悔の言葉しか頭に浮かんでこなかった。
「私を、脅すの・・・」
「脅すなんて人聞き悪いなぁ・・・じゃさ、こうしようか?」
雄二は、私に近づくのをやめ、敗れたソファーに腰を下ろした。
「明日、あの女をここへ呼べ。」
「え?」
「もし、呼べなかった時は・・・アンタがここへ来い。もちろん来れば、後はどうなるかは知ってるよね?頭のいいお嬢様ならこの意味理解できるよね?・・・アンタ、自分自身を売るか・・・あの女を売るか・・・さぁ、ワガママなお嬢様ならどうするでしょう・・・」
「・・・・」
周りの男達は、ニヤリと不気味な意味を浮かべる。
「これは一種の賭け事だよお嬢様・・・ゲームさ。気楽に考えてね、気楽に」
私は何で、こんな腐った奴らに依頼をしたのか・・・って思ってももう遅い。
逃げることは出来ない。
私自身か・・・南沢凛か・・・。
そして私は、その日はそのまま帰された。



