-壱 side-
「じゃ母さん、俺若菜のところ行ってくる」
「わかったわ。あ、壱」
「何?」
「若菜さんによろしくね」
「ああ」
夏休みになって、2日が経った。
なんか、夏休みに入るまでの間、色々あり過ぎた。
これでいい、これでいいんだって何度も自分に言い聞かす毎日。
母さんにも説明して、「俺は若菜と結婚する事を決めた」って伝えた。
母さんにも本当の自分の気持ちは話してない。
母さんには、今は早く元気になって欲しいから。
今も若菜に、きちんとプロポーズをしようと、俺は若菜の元に向かおうとしていた。



