「塁、行っちゃったみたい」
「そう。その様子なら、さっきの俺達の会話…聞いた?」
「最後だけ…あとは、塁が壱を殴っちゃったって事くらい」
「そっか。じゃ、俺ももう…逃げたらダメだね。この現実から」
「逃げ…る?」
「明日の放課後、全部を話すから、屋上に来て」
「え…壱、それって」
「今は何も聞かないで欲しい。明日、絶対話すから」
「……わかった」
「じゃ」
そう言って壱は、運動場へ引き返した。
キーンコーン カーンコーン
授業終了を知らせる鐘がなる。
この時、私達3人が変わっていくのを、妙に予測出来たのは、私だけかな?
壱、
塁、
私達は、どうして出逢ったんだろうね。



