"俺は、お前なら凛を幸せにしてやれると思ったから凛とお前を応援してんだ。
だからこれ以上、俺の気持ち、無駄にすんなよ"
最後だけ聞こえた、塁のあの言葉。
塁は、小さい頃から私の事を想ってくれてたんだ。
なのに、壱と私をずっと応援してくれてたのは、壱をずっと信用して、親友だと思ってたからなんだ。
もしかして塁を、過去も今も苦しめてるのは……私?
壱が居なくなって泣いた日々や、壱の情報を一緒に探してくれてた日。
そして、中2の時の告白と。
"今度お前が傷つくなら、俺はお前を離さない"
壱と塁と向き合おうと努力したいけど、まだ残る壱への想いと、塁のあの優しすぎる想いが、私の中で交差し続ける。
私、どうしたらいいの。
ここへ来て初めて、私の中に"迷い"が出てきた。
壱…
塁…



