一気に、気まずい雰囲気が流れた。 「水、使っていい?」 沈黙を破ったのは凛だった。 「ああ」 俺は、水道から離れた。 そして凛は、タオルを水で濡らし始めた。 俺は何も言わず、その場を離れようとした。 「ねぇ壱!」 凛に呼び止められた。 身体がすぐに反応して、俺は立ち止まって凛のところに振り返った。