約束-promise memory-






とある喫茶店。


俺はそのおじさんに呼び止められ、少し話がしたいからと喫茶店に立ち寄った。




「あの、俺に何か用ですか?もしくは、人違いでは?」


「君はまだ小さい頃だったから分からないかもしれないが…君のお父さんと私は、昔からの親友でね」


「父さんと!?」




意外だった。


父さんにこんな金持ちの友達が居たなんて。



「今回の事は非常に残念だよ。借金があったんだって?水くさい…言ってくれればいくらでも力になったのに」



そのおじさんは、悔しそうな表情を浮かべた。



「私は藤堂寺健二だ。よろしく」


「は、はい」


「そこでだ!今回君に会いたかったのは他でもない。君のお母さんの事と君の生活の事だ」


「俺と母さんの事…ですか?」