病院の玄関を出たすぐそこに、みるからに高級車が止まっていた。 (こんな玄関前に堂々と停めるとか、ありえないでしょ。まったく、金持ちの考えてることはわからない) 俺はその高級車を避け、面接へ向かおうとしたその時、高級車の窓が開いた。 「君!保科壱君だね?」 「はい?……そうですけど?」 いったい、誰なんだ。 俺を呼び止めたおじさんは、明らかに金持ちな小太りなおじさんだった。