――――5年前。 <3月9日> 「壱、明日は卒業式だねぇ!」 「そうだな!早かったなぁ~…小学校の12年間って」 「そうだね!中学に上がっても、仲良く3人で過ごせたらいいね」 「過ごせるって!だって俺らって、切っても切れない仲だろ?」 「そうだね!じゃ壱…」 「何?」 「中学生になっても、高校生になっても、ずっと私と壱は一緒に居られる?」 「当たり前だ!」 「じゃ、はい!」 卒業式の前日、凛と交わした約束。 指切りをした後、「また明日ね」と言って、俺らはそれぞれの家へと帰った。