「う…嘘…」



カフェにたどり着き、扉を開けようとしたら貼り紙が貼ってあった。



“本日定休日”



と黒のマジックでシンプルに丁寧な字で書かれていた。



…定休日…じゃあ、王子にも逢えない…



仕方ない…今日は帰ろうかな。



ガックリと肩を落としてカフェを後にしようとしたら、



神様が力を貸してくれたのか



偶然にも王子がこっちに歩いて来た。



そして、店の前で立ち尽くしている私を見つけると、



笑顔で駆け寄ってきた。



…定休日でも王子と出逢う事が出きるなんて…凄すぎるよ。



このカフェ。