「俺の縄跳びはリズミカルが鉄則!」

…縄跳び?

こらぁ!何してんだぁ!

「っ主任?!深夜にここで縄跳びしてたんですか?!」
「問題あるかい?」
「質問に疑問形で返すな!」

普通深夜に縄跳びはしないだろ!
しかもオフィスでかよ!
阿保だっ!!あんた!

「昴に悪いと思って、わざわざ暗闇の中で跳ねたのにさぁ」

暗闇で縄跳び?!
危ないだろ!
周りの机に何かあったらどうすんだ!

ちょっと待った…机?

もしやと思うけど…聞くのすごい怖いけど…。

「…主任…昨夜、縄跳び中に何かにぶつかりませんでした?」
「何かってアレか?」
「何かを倒したり落としたりしませんでしたかって事!」

こっちが聞いてんのに聞き返すな!

「俺は過去は振り返らない主義だ!」
「そういう話じゃないだろうがっ!」

つべこべ言わずに答えんかい!

そういえば〜…と、主任は頭をかいた。
「何かを縄に引っ掛けて落としたかもしれん!」

…偉そうに腰に手をあててる。

「どの辺で?」
「この辺だな!」

そう言って主任が立った位置は…昴さんの机の前!

「原因はそれだあ!!」

主任が犯人だった!!

実は…そうかもとは予想したけどねっ!!