丸腰デパート・イケメン保安課

「あとの者はパーティー出席!作戦は以上!」
「ちょっと待てぇ!」
「発言は挙手!」
「知るか!作戦と言うにはおおざっぱすぎ!犯人の手掛かりは無いんですか!」

普通は手掛かりとか特徴とかあるよねっ!
そんな、以上!とか言われても行動できないし!

パーティーの下調べはしてるくせに、大事なトコが抜け落ちてるじゃん!

「見ればわかるのでは?」
「家紋さん?!警察すら捕まえられない人物ですよ?!見てもわからないから捕まらないんですよ?!」
「ならば桜田さん、心眼を買えばいいんです」
「買ってわかるなら警察がとっくに逮捕してるでしょうがぁ!」

大体心眼って何なんだよ!

「昴さんが起きてくれたら降ろしてくれたはずなのになぁ…」
「貢さん、それは止めて下さいね!」
怖すぎる!!


「ごちゃごちゃうるさい!行くぞ、お前達!」

主任はすでに番号の記入されているバッジを付け、入口扉に手をかけている。
こういう事に関しては早いっ!


「ハイ、桜田さんのバッジ」
「あ…ありがとうございます」

?!…受け取っちゃったよ私!

「開けるぞ!みんな…ビリーに乾杯!」
「グッジョブ!」

全員復唱?!ブートキャンプ風勝利宣言か!!