丸腰デパート・イケメン保安課

「そうと決まったら片付けやろっか」

貢さんの提案に、みんなは笑う。

「撤去命令来る前に片付けやろう!」
「今日中に綺麗に撤収しましょう」
「飛ぶ鳥あとを濁さずだ」

さすがみんな!行動早い!

「でも、みんな無職になっちゃうね?」
「保安課無くても職はあるよ」
そうなんだ?

まぁ、栗田さんは保父だし、貢さんは医者だし。
昴さんは霊能者だから、まぁそういう仕事かな?

そもそもみんな、お金に困る人達じゃないしね。
金持ちだから。

「家紋さんは仕事するんですか?」
「僕ですか?」

デスクで書物をまとめてる家紋さんに聞いた。

家紋さんって、保安課の前は何やってたんだろ?

「僕は元の職に戻りますよ」
元って何?

「綾美知らないのかぁ?」
知る訳ないだろ?聞いた事ないもん。
「司は美容師だったんだぞ?」


は?

美容師?

うっっそぉ――!!


雰囲気からして研究室勤務っぽいよ?!

初めて知る家紋さんの以外な前職……。


「たとえサザエさんみたいな髪型にされても、司が笑って似合うと言えば金が取れる!」

笑って褒める……何か納得。

「悪いが、技術には自信がある」

編み物も上手だったもんね?