丸腰デパート・イケメン保安課

「と、言う訳だ!悪いな!みんな!」

突然謝罪する主任…何なの?

隣に立つ主任を見上げた。

主任は爽やかに笑い……。

「今日で保安課無くなるんだ!ごめんな!」



え?



「えええっ?!」



突然すぎない?!
無くなるって…保安課が無くなるって!


「会長に逆らって帰国したからな!怒ってる!ついでに親子の縁も切ってきた!」

伐採するかの様にぃっ!!


でも当然か。

主任がアメリカ行く代わりに保安課の存続が条件になってたんだから。

主任が帰国したら、それは条件破棄になる。


大好きな保安課……無くなるんだね。
でも不思議と私は落ち着いてる。


わかってるからかも。


私が好きなのは保安課という仕事じゃなく、そこにみんなが居たから、主任が居たから好きだったんだって。

保安課が無くなっても、みんなに会えるから…。


それに、保安課という部署を守る為に、主任が犠牲になるのは保安課が無くなるよりもつらいから。

主任が帰って来てくれただけでいいよ。

また、できるならそばで、馬鹿やってくれて…それだけでいい。


会長だろうが何だろうが、主任を縛り付ける事はさせない。