薔薇を鬼婆に差し出しつつ、家紋さんは…にっこりと…。
「あなたの様な人生の年季を重ねた女性には、鮮やかな赤い薔薇こそが相応しいですよ」
……何ですと?
『あ…あらあら…まあぁ!』
鬼婆が包丁を落とし、薔薇を受け取ってるぅっ!
しかも目が…家紋さんを見上げる目が!恋する少女の様だ!
鬼殺しの微笑かああぁっ!!
「ノックアウトだ!」
栗田さんが叫んだ。
「今のはノックアウトだろ?!本田!」
ノックアウト?
「鬼婆は外野行きだ!今、司が奴の心に球をあてた!」
そういう意味かあっ?!
『仕方ないですねぇ』
本田はため息をつき、しぶしぶ鬼婆に外野行きを命じた。
薔薇を胸に抱き、内股で小走りに外野へ行く鬼婆を見つめた。
こんなんアリ?!
…まぁ、入社式で私も家紋さんのあの微笑に見とれたから…何も言えないが…。
ドッヂなのか?これは。
「でかしたぞ!司!」
「ホテルのスウィートルームまで行く必要が無くなり、安心しました」
セッティングしてたのかぁ?!
「スウィート、予約してあるなら俺が行くぞ?綾美と」
「行かないよっ!馬鹿!」
何言ってんだよ!
ドッヂに集中しろよ!
「あなたの様な人生の年季を重ねた女性には、鮮やかな赤い薔薇こそが相応しいですよ」
……何ですと?
『あ…あらあら…まあぁ!』
鬼婆が包丁を落とし、薔薇を受け取ってるぅっ!
しかも目が…家紋さんを見上げる目が!恋する少女の様だ!
鬼殺しの微笑かああぁっ!!
「ノックアウトだ!」
栗田さんが叫んだ。
「今のはノックアウトだろ?!本田!」
ノックアウト?
「鬼婆は外野行きだ!今、司が奴の心に球をあてた!」
そういう意味かあっ?!
『仕方ないですねぇ』
本田はため息をつき、しぶしぶ鬼婆に外野行きを命じた。
薔薇を胸に抱き、内股で小走りに外野へ行く鬼婆を見つめた。
こんなんアリ?!
…まぁ、入社式で私も家紋さんのあの微笑に見とれたから…何も言えないが…。
ドッヂなのか?これは。
「でかしたぞ!司!」
「ホテルのスウィートルームまで行く必要が無くなり、安心しました」
セッティングしてたのかぁ?!
「スウィート、予約してあるなら俺が行くぞ?綾美と」
「行かないよっ!馬鹿!」
何言ってんだよ!
ドッヂに集中しろよ!



