丸腰デパート・イケメン保安課

「例え悪魔でもジェシーに魂入れないでよっ!」
それこそ恐怖映画だ!
「綾美……ヤキモチか?」
っ!誰に?!何で?!

「昴くん、悪魔これに入れて?」
千太郎くんが差し出してるのは…私があげたウサギのぬいぐるみ。
人形…ではないけど…。

悪魔入れていいの?

「僕、悪魔飼うからさ」
飼うのかよっ!!

「餌は自分でやるんだよ?千太郎」
貢さん!親として止めるとかしろよ!
ってか悪魔の餌とは何ですか?!

ウサギのぬいぐるみを手に取る昴さん…マジで入れるつもりなの?
いや、可能なの?


「〇☆±<∞……」


…何か訳わかんない呪文を唱え始めた。
よくわかんない…でもすっごい怖い!

昴さんの呪文に合わせて揺れる窓…うごめく影…。


何やら気合いなのか、昴さんがぬいぐるみを窓の前にかざした!

いよいよ悪魔を封じ込めるの?!


「……一球入魂…全国制覇!!」

――――はいぃっ!?!


「っきゃあっ!」

昴さんの呪文?と共に、部屋の中に強風が渦巻いた!

有り得ねぇ―――っっ!!


……風が止まり気が付いた私は顔を上げた。

部屋のライトもついてる。

窓の前には、ぬいぐるみを持った昴さん。