「まぁ、ゆっくり考えればいいのでは?」

家紋さんが編み物をしながら笑う。

「うちなら部屋は空いていますし、桜田さんさえ良ければ」
「そうだ!綾美、いっそ同居しろ!どうせ俺と結婚するんだからな!」
「しないって言ってんだろっ!」


どうせとか言ってんじゃないっての!


でも、なるべく早く引越ししたいしなぁ…。


主任んちかぁ…。



でもやっぱり無理!


自力で探そう…。


気持ちだけはありがたく受け取っておくよ、主任。