言ってもわかんないか…この人には。
主任をかまってる間に、家紋さんがスタートラインに着いちゃってるよ。
本当に口紅が出るのかな…。
「位置について!よーい…」
パアァン!
ピストルが鳴り、走り出した家紋さん…速っ!!
疾風とはまさにあれだ!!
断トツ一位でカードを拾った家紋さん…メガネを取って目をこすりつつ、カードを凝視してるけど?
「どうした!司!!」
主任の呼び掛けに、家紋さんは首を傾げて返答。
「入れ歯が出た!」
…入れ歯?!借り物が入れ歯?
口紅じゃないじゃん!
「何ィ?!どういう事だ!昴!!」
列に並んでいる昴さんは、苦笑いをしつつ肩をすくめている。
「たまにある!」
たまに?!何でたまにが今あたるんだよ!
入れ歯なんてどうすればいいのっ?!入れ歯の人は貸して下さいって言うの?!
考え込んでる家紋さんの周りでは、他社選手がカード拾っちゃってる!
ところが!何を考えたのか家紋さんは、ゴールに向かって走り出した!
入れ歯はっ?!
そして一位でゴールしたけどっ?!
「家紋さん!借り物はっ?!」
控えテントの斜め前、ゴール済み選手の集合場所に立つ家紋さんへと叫んだ。
主任をかまってる間に、家紋さんがスタートラインに着いちゃってるよ。
本当に口紅が出るのかな…。
「位置について!よーい…」
パアァン!
ピストルが鳴り、走り出した家紋さん…速っ!!
疾風とはまさにあれだ!!
断トツ一位でカードを拾った家紋さん…メガネを取って目をこすりつつ、カードを凝視してるけど?
「どうした!司!!」
主任の呼び掛けに、家紋さんは首を傾げて返答。
「入れ歯が出た!」
…入れ歯?!借り物が入れ歯?
口紅じゃないじゃん!
「何ィ?!どういう事だ!昴!!」
列に並んでいる昴さんは、苦笑いをしつつ肩をすくめている。
「たまにある!」
たまに?!何でたまにが今あたるんだよ!
入れ歯なんてどうすればいいのっ?!入れ歯の人は貸して下さいって言うの?!
考え込んでる家紋さんの周りでは、他社選手がカード拾っちゃってる!
ところが!何を考えたのか家紋さんは、ゴールに向かって走り出した!
入れ歯はっ?!
そして一位でゴールしたけどっ?!
「家紋さん!借り物はっ?!」
控えテントの斜め前、ゴール済み選手の集合場所に立つ家紋さんへと叫んだ。



