何もかもの用件も終わり、自宅に着いた。 「神沢、今日はみんなで食事しない?はじめまして記念日みたいなッ」 そういうと、神沢はニッコリ笑って承諾してくれた。 「あたし、ファミレス行ってみたい!行ったことないから」 「お嬢様、ファミレスはダメです。社長にバレたら……」 「神沢さん、責任は俺が負う。それで文句ないだろ?」 腕組みをしながら言ってくれたのは、なぜか彼方さんだった。 「な?それで留衣さんもいいだろ」 「うん!神沢、ダメ?」