彼方さんがあたしに聞いて来た。 「いいよ、行こ」 そういうと、「決まりだなッ」と言うと、歩き出す一輝さん。 「ここがオススメの居酒屋だよ。個室になってるからいいだろ?」 「あぁ。たまには気が利くな」 「“たまには”は余計だよ」 ハハハッと歯を見せ、笑った姿を見せた。 何時間か話していると、急にトイレに行きたくなったあたしは、トイレに駆け込んだ。 「うぅ…。お腹痛い〜〜〜…」 突然お腹が痛くなって、トイレに立てこもり。 でも、この立てこもりが最悪な事態を起こすとは、思ってなかった。