運命の恋



(きれい…)



ロアは素直にそう思った…



以前少し見た時のドレスとは違い、ずっと華やかになっている。



至る所にあしらわれたレースや美しい刺繍。



ドレス全体にキラキラと小さな宝石のような輝きが描かれている。



「どうですか?」



無反応なロアに、アランは心配そうな顔で尋ねた。



やはり少し華やかすぎただろうか…



アランがデザインに不安を抱いているとロアが俯いていた顔を上げた。



「素敵…です」



それだけ言うと、ロアはまた俯いてしまった。



『素敵』



ロアのその言葉に、アランの心はまるで子供のように躍った。