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「こんにちは」
夕方、ロアの部屋を訪れたアラン。
その手には、しっかりとあの原画が握られていた。
「ロア様」
部屋に着いたアランは、その足で真っ直ぐにロアの元へと歩み寄っていく。
いつものように窓辺に腰掛け外を眺めていたロアは、その視線をゆっくりとアランに向けた。
「昨日、もう一度ドレスのデザインを考え直したんです」
「……」
無言のまま、しかしロアの美しい金の瞳はしっかりとアランを見つめていた。
「見て…頂けますか?」
そう言うと、アランはその原画をロアの目の前に差し出した。
「……」
私の…ドレス…
ロアは、ゆっくりと原画を手にとった。


