アランは再び原画を見つめた。
淡い青と白のドレス…
これはアランがロアをイメージして描いた物だ。
寡黙で少し冷たい印象だったロア。
このドレスはそんなロアのイメージそのままだ。
しかし最近のロアは違っていた。
寡黙で冷たい印象は変わらないかもしれないが、どこか温かさがでてきた気がする…
アランはロアの顔を思い浮かべていた。
彫刻のように真っ白な肌。
しかし…
以前ロアは普通の女の子のように顔を赤く染めていた。
アランはあの時初めてロアを身近に感じたのだ。
「ロア様…」
そう小さく呟くと、アランは再びペンを持った。


