運命の恋



翌日。



ロアの元へと急ぐアランの背後から、アランを呼ぶ可憐な声が聞こえてきた。



「アランさんっ」



アランが振り向くと、笑顔のアラーナがパタパタとアランのもとへと駆け寄ってくる。



「アラーナ様」

「どうしたんです?そんなに道具を持って…」



アランの持つ道具に視線を落としながらアラーナが尋ねた。



「ロア様の…ドレスを作ることになったんです」

「姉様の?」



アラーナは驚きの声を上げた。



そうなればいいとは思っていたものの、まさか本当にアランがロアのドレスを作ることになるとは…



驚きを隠せないアラーナに、アランは笑顔で続ける。



「ええ。今から採寸に行くところなんです」

「そうですか…引き留めてしまってごめんなさい」



「いえ」と優しく笑って去って行くアラン背中を見つめるアラーナ。



その美しい青い瞳は、太陽の光に照らされてキラリと輝いていた…