運命の恋



――――――


「こんにちは」

「あら、アランさん。いらっしゃい」



ロアのもとを訪れたアランをセルマが笑顔で迎えた。



チラリとロアを見ると、相変わらず窓の外を眺めていた。



アランは、先ほどアラーナに見せた紙を持ってゆっくりとロアに近付く。



「ロア様」



アランの声に、ためらいがちに振り向いたロアはわずかに頬を染めた。



「今日はロア様に見せたい物があって」



そう言うとアランは片膝をついて跪き、持っていた紙をロアに手渡した。



(何…?)



ロアが不思議そうな顔をしていると、再びアランが口を開いた。



「見て、いただけませんか?」



その声に、ロアは差し出された紙に目を向ける。



「これは…」



ロアは言葉を失った。