いつもと変わらず輝く月。 そんな月の光を浴びながら、ロアはゆっくりと目を閉じた。 神様… 今はただ…この胸の高鳴りを、少しだけ感じていてもいいですか…? ほんの少し、本当に少しだけでいいから… 私も普通に生きたい… 未来を夢見て生きてみたい… だから… ロアはゆっくりとその美しい金の瞳に月を映した。 『ロア様』 自分の名を呼び優しく微笑むアラン… そんなアランの笑顔を思い浮かべながら、ロアはしばらくの間月を眺めていた。