「あ…あの…」
沈黙に耐えかねたアラーナが、ためらいがちに口を開いた。
「姉様に…ドレスの採寸を断られたって…」
アラーナのその言葉に、アランは動かしていた手を止めると伏し目がちに話し始めた。
「ええ、出て行ってくれと言われてしまいました」
そう言ってどこか寂しそうに笑うアランを見て、アラーナはアランが気の毒に感じた。
「別に…アランさんのせいじゃありません…
私たちに対しても、姉様は心を開いてはくれないから…」
それはどうして…?
そう出かけた言葉を、アランはぐっと堪えた。
「採寸、続けますね?」
そう言うと再び手を動かし始めたアラン。
しかし、頭の中はロアで一杯だった…


