運命の恋



「こんなに美しい方のドレスを作れるなんて光栄です」



そう言ってアランはにっこりと微笑んだ。



でも…ロア様の方がずっと美しかったな…



自分の顔をじっと見つめるアランの瞳に、アラーナは次第に恥ずかしくなりくるりと背を向けた。



「あのっ…早速ですがお願いしてもいいですか?今日は採寸をするんですよね…?」



少し頬を染めながらそういうアラーナに、アランは再びにっこりと微笑むと持ってきた荷物の中から道具を取り出した。



「では、始めますね」


―――――


ふたりきりの部屋の中、アランは黙々と採寸を続けた。



時折アランの美しい銀の髪がふわりとぶつかり、アラーナは胸がドキドキと高鳴っていた。



今年で18歳になるアラーナは、その年齢のわりにまだ恋というものをした事がなかった。



そのため、初めて触れる男性というものにアラーナは緊張が最高潮に達していたのだ。