家族4人での久しぶりの食事は、常に会話が途絶える事がなかった。
ロアのドレス姿に、アルヴィンは微笑み、フェリシアは涙を流していた。
この幸せな時間が…永遠に止まってしまえばいい…
そこにいる誰もがそう願わずにはいられなかった。
しかし、無情にもその幸せは終わりを告げようとしている。
「では…」
――カタン…
ロアが立ち上がった時、とっさにアラーナがその手を掴んだ。
「姉様…」
いかないで…
まるでそう訴えるかのようなアラーナの瞳に、優しくロアは笑いかけた。
「アラーナ…ふたりだけの姉妹なのに、何もしてあげられなくてごめんなさい…」
「姉様…」


