運命の恋



――――――


「姫様ッ、姫様!!」



突然セルマが大声で部屋へと入ってきたため、ロアは僅かに表情を歪めた。



「あ…すみません。それよりっ…」



そんなロアの表情を見て一瞬は姿勢を正したセルマだったが、再びバタバタとロアのもとへと駆け寄るとロアの目の前に大きな箱を差し出した。



体調がいいのか、ベッドの背もたれに体を預け起き上がっているロアは不思議そうにその箱を見つめる。



「それ、は…?」



ロアの問いかけに、セルマは再び持っていた箱を突き出した。



セルマが持っていた箱、それは先程アルヴィンのもとへと届けられた箱だった。



「見てください…」



そう言うと、セルマはゆっくりとその箱を開けた。